みんなちがうからアイコでしょ!

臨床心理系大学院生です。勉強法を書くブログのはずが、すっかり自分の好きなものについて書くブログに。趣味:読書・美術館・映画など

百田尚樹 モンスター

百田尚樹さんのモンスターを読みました。

 

内容紹介の抜粋です。

田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた 未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった。

 

ってゆう話です。

最後の最後に救いがあったのが幸いですが…。

 

作中の、「かわいい子ほど素直に育つ」は私としてはやや疑問ですが。

まぁ、評論文ではないし、なにしろ女性の見た目の話なので、それは置いておき。

 

百田さんには、永遠の0とか風の中のマリアとか、そういうイメージが強く、イメージが壊れるのが嫌でなかなか手に取れなかった本でした。

うーん、すごくすっきりした終わりではないですね。

やはり未帆には幸せになったほしかった。

彼女の幸せはどこにあったのか。

 

考えさせられました。

 

あ、でも私自身なかなかの腹黒なので、

整形した未帆が過去の鬱憤を晴らすシーンは楽しかったです。