百田尚樹 モンスター
百田尚樹さんのモンスターを読みました。
内容紹介の抜粋です。
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた 未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった。
ってゆう話です。
最後の最後に救いがあったのが幸いですが…。
作中の、「かわいい子ほど素直に育つ」は私としてはやや疑問ですが。
まぁ、評論文ではないし、なにしろ女性の見た目の話なので、それは置いておき。
百田さんには、永遠の0とか風の中のマリアとか、そういうイメージが強く、イメージが壊れるのが嫌でなかなか手に取れなかった本でした。
うーん、すごくすっきりした終わりではないですね。
やはり未帆には幸せになったほしかった。
彼女の幸せはどこにあったのか。
考えさせられました。
あ、でも私自身なかなかの腹黒なので、
整形した未帆が過去の鬱憤を晴らすシーンは楽しかったです。